名勝二見浦の夫婦岩に懸けられる大注連縄本を木製奉曳車に載せ、曳き手が奉曳車を曳きながら夫婦岩参宮道を練り歩き、二見興玉神社へ大注連縄を奉納する伝統行事です。
大注連縄奉献の意味は、一切の不浄を祓って日の大神及び興玉神石遥拝の鳥に献じ、家内隆昌・延命息災・縁結び・交通安全・海上守護を願うことにあります。
大注連縄曳は、「ヨーイトコ、ヨーイトコセー」のお木曳音頭・法螺貝の音に合わせ、木製奉曳車の車輪を軋ませる「わん鳴り」音を響かせながら出発し、「エンヤー」という威勢のいい掛け声とともに夫婦岩表参道を練り歩きます。
夫婦岩表参道最後の約200mでは、海岸に打ち上げれる花火が出迎える中、曳き手が全力疾走する「エンヤ曳」で祭は最高潮に達します。このとき、車輪は煙を吐きながら地響きを立てて唸ります。
二見興玉神社鳥居前に到着後、奉曳車に積み込んだ5本の大注連縄は、二見太鼓・法螺貝の演奏の中、曳き手たちによって本殿へ運ばれ、木遣音頭とともに奉納されます。
夫婦岩の大注連縄は、5月5日、9月5日、12月下旬の年3回張り替えられます。
開催場所:JR二見浦駅~夫婦岩表参道~二見興玉神社
夫婦岩表参道(旅館街)
開催日時:平成22年7月14日(水)
出発式 18時 出発 18時30分 奉納式 20時
料金など:参加費無料(服装及び履物などには制限有り)
ホームページ:二見大祭しめなわ曳
集客規模:例年3000名ほど参加(年々増加)
※日程等変更になっている場合がありますので、お出かけの前に各問い合わせ先にご確認ください。
二見大祭しめなわ曳
2010/07/07